その地域で主食たる食べ物は、偶然では無く必然的に食べられている。
小麦は食する胚乳より外皮の方が硬く皮を剥こうとするとどうしても粉になる。
米は違いますよね!小麦粉になった物をどう食べよう?粉じゃ食べられないから水で練ろう、焼いてみよう、消化も良い、こりゃ食べられるぞ!これ必然です。
パンは古代エジプトで練ったパン?を置いといたら膨らんでた、焼いてみた、うまかった!
が始まりと言われる。
パンを焼くのに薪がいる。定住し豊富な森でもあれば固定窯の出現です。
発酵パンが栄えます。
遊牧民?定住してない、荷物は少ないほうが良い。燃料も少し・・・トルティーヤ、ナン等無発酵パンが主食です。
このように、環境、地域によって必然的に選択されている。
また、パンの形、クープ(切り込み)等、宗教にも影響を受ける。
十字にカットする。永遠を意味するリング状に作る等。。。
しかし、
米を主食とする我々の祖先は小麦をパンではなく、
うどんや饅頭などに変化させた。。。
現代の日本の製パン技術は高い。「クープデュモンド」パンの世界選手権で
前回1位!今回も3位とすばらしい成績を残している。
どんなに技術が高かろうとも、我々のDNAは祖先から受け継がれ
パンは主食にはなり得ないかもしれないが
「良い種になりますように。」
「良いパンが焼けますように。」
今日も、ライ麦のサワー種に十字を切った。